人生初の海外一人旅でUSAへ行った話 ③まとめ編
のあるです。
前回の続き・・・ではなく、まとめです。
訊かれたことや思ったことについてまとめていきます。オタク要素は一切ない真面目な文章です。今後USAへ行く人向けです。たぶん。
①サンフランシスコ編(前々回)
②アナハイム編(前回)
1.今回いくらかかったの???
ある程度ぼかしますが、だいたいこのくらいです。お土産は含みません。
① 交通費
日米往復 9万円、米国内移動(サンフランシスコ↔アナハイム) 5万円、配車アプリ4回 計2万円、バス・路面電車 5千円
合計 16.5万円
② 宿泊費
3泊
合計 8万円
③ ディズニー
1デーパスポート 2万円、ジーニー+ 3千円、ライトニングレーン課金 3千円、昼飯とか 5千円
合計 3万円
④ 野球
チケット 1.2万円、夕食 4千円、ユニフォーム 2.5万円
合計 4.1万円
合計 1万円
⑥ 必要経費
ESTA 3千円、旅行保険 4千円
合計 7千円
総計 33.5万円
円安物価高が進む中、正規運賃だったらエコノミーでも往復だけで30万近くいくので、今回はラッキーでした。ただそれでも総額は30万オーバーです。高くなってしまった要因としては、
・都市間移動の飛行機を返金可の高い運賃にしていた。
・空港至近の高いホテルに返金可のプランで一人で泊まった。
があげられます。費用を圧縮するには、複数人で旅行し、一つの目的地にとどめる、外資エアラインの経由便かZIPAIRも検討することが必要になるかと思います。また、エアラインのステータスをもっているのであればフル活用しましょう。預け手荷物が無料になったり空港で軽食を摂れるなど、海外に出てこそ重宝します。不毛な沖縄往復をしておいてよかった(違)。
2.NPBとMLBの雰囲気の違い
鳴り物がない・・・というのはよく知られているとは思いますが、それ以外で試合中にあったことについて挙げてみます。
・Let's go Angels コール
攻撃中、スタンドの各所からこのコールが発せられます。まあ揃わないし、NPBの外野席からの応援歌の方が大きいです。ただ、9回の一打同点のシーンではみんな総立ちになって、地鳴りのように聞こえてきました。
・ウェーブ
こちらもNPBではまず見ませんが、試合中にウェーブが起こります。声優がウェーブいくよー!ってやってるわけではない。決まってレフトスタンドから。ただ、三塁側のノリが悪く、そこで止まってました。レフトスタンドからは懲りずに5回くらい発生しましたが、全部三塁側で止まりました。オタクくんを見習ってほしい。
・軍人紹介
どこどこ部隊の誰々が来てます!ってバックスクリーンに映され、大歓声で迎えられます。日本で自衛隊の方をこういう風に扱ったら間違いなくあっちの方々がお怒りになることでしょう。米国内での米軍の存在がいかに大きいか、よくわかる一件でした。
・ay-oh
これは動画を見る方が早いです。みんなで声出しする儀式みたいなもの。
・ラリーモンキー
これも動画を見る方が早いです。ふぅーって楽曲後みたいな歓声があちこちから起こります。負けてる展開だったので、出てきてくれました。
・ラッキーセブン
日本なら球団歌ですが、ここではTake me out to the ballgameが流れます。タオルを掲げたり風船を飛ばしたりする文化はありません。
・10回裏の雰囲気
これはなかなか言葉では説明できませんが、球場全体が立ち上がって声援を飛ばしていました。敬遠にはブーイングし、選手名がコールされると大歓声。
・観客のグラブ
NPBよりもかなり高い割合でグラブを持っているファンが多いです。ファウルボールの他、チェンジのときやイニング間のキャッチボールのときのボールも投げ入れる傾向にあるので、日本よりボールをもらえる機会は多いかもしれません。もらえるとは言ってない。
・ファウルボールにお気をつけください
日本では、訴訟が起きたこともあって必ずと言って良いほど流れるようになりましたが、この日の試合中は一切流れませんでした。インプレー中は目線を切らないでください。ボールが当たっても自己責任です。
3.英語力は必要?
あるに越したことはありませんが、地球の歩き方に載ってるような最低限の会話さえできれば問題はないでしょう。出川イングリッシュや、とにかく明るい安村さんがBGTで見せたようなノリと勢いで案外どうにかなります。
スタジアムから配車地点まで向かう途中、現地ファン(同世代かちょっと下のヨーロッパ系グループ)に"THE ANGELS WIN!!"って声をかけられたので"YEAH! WALK OFF!!"って返してハイタッチしてました。自分がオオタニサンのユニを着ていたからかはわかりませんが、現地のファンと一緒に派手に喜べたのはなんかうれしかったです。サンキューオオタニサン。
4.気をつけたことは?
4.1.発砲事件
こちらのツイートをご覧ください。
アメリカの現実をよく表す1枚だと思う pic.twitter.com/hvlwOw4Rnf
— のある (@noarup) 2023年5月8日
ご承知の通り、銃社会です。こんなの日本じゃありえませんが、残念ながらこれが現実です。ディズニーランドでも野球場でも、金属探知機による検査があるくらいです。
また、現地のホテルにチェックインして、一息つこうとテレビをつけたところ、真っ先にやっていたのがこのニュースでした。
ホテルに着弾してテレビをつけたらアトランタの銃撃事件でした
— のある (@noarup) 2023年5月4日
残念ながらこれが現実
スリ・置き引きに気をつけるのは当然ですが、治安の悪いところにいかないだけでも、こういった事件に巻き込まれる可能性はガクンと落ちます。今回自分が行った箇所は全て事前に治安情報をチェックし、一人で歩いても問題のなさそうなところだけに行きました。
4.2.ヘイトクライム
コロナ前後でアジア系を標的にしたヘイトクライムも増加しています。これは現地滞在中に流れてきたツイートです。
NY大使館からまた怖いメール来た。
— ソウスケ (@saucek20) 2023年5月3日
①家族四人で地下鉄駅を歩いてたら菓子袋と牛乳ボトル投げられて牛乳まみれ
②女性が地下鉄乗って携帯いじってたら、隣に座ってきた男にいきなり目元にパンチされて目が腫れ上がる
③NBA観戦帰りの地下鉄駅で男性が突然頭部を何度も殴られカードや旅券を奪われる。 pic.twitter.com/taPSqrGhW5
幸い、こういった被害はありませんでしたが、常に背後を警戒し、突き落とされないように線路の端から離れ、ホーム中央付近に立つといった自衛策はとってました。帰国便に搭乗して張り詰めた空気から解放され、ようやく安堵できたくらいです。日本がどれだけ治安に恵まれている国か、そのありがたさを実感する5日間でもありました。(なんかしゃれにならない事件が増えてるけど・・・)
4.3.空港・フライト関係
・アメリカでは預けた荷物がどっかに行ってしまうロストバゲージが非常に多いです。万一に備え、手持ち荷物の中に1日分の着替えを入れてました。
・入国審査は訊かれたことには嘘をつかず誠実に。怪しかったり、矛盾点があったりするとすぐ別室送りにされます。最低限、帰りの航空券とホテルの予約メールは印刷しておきましょう。(友人宅に泊まって不法滞在し、働くというのがよくあるパターンなので、疑念を払拭するために必要)
・日本の保安検査は民間の警備会社ですが、アメリカは連邦政府職員が担当します。法律で認められた、非常に強大な権限をもっているので、スーツケースのロックを破壊されても文句を言えません。TSAロックですら壊されたという報告もあるので、かけないほうがいいのかも。中身をパクられたという話も聞くので、貴重品は肌身離さず。
・これは今後に向けた反省点ですが、今回の旅程は非常に高リスクだったというのは否めません。国内線で欠航、もしくはダイバートされてたら詰んでました。最悪の場合、帰れなかったかも・・・無事飛んでくれてよかったです。
5.最後に
今回の旅行は計画から各種手続きまで、全て自分一人で行いました。自分で自分へのご褒美にプロデュースした5日間の大満足の旅を終え、無事に帰って来れて、本当に良かったです。近年では最高のゴールデンウィークでした。
他に何か訊きたいことがあれば、コメントなりDMなりいただければ可能な限り対応します。
今度アメリカに行くときは八村か渡邊雄太を見に行きたいなあ・・・と思ってます。またお金を貯めます。ミリシタくんに吸い上げられそうだけど。
では。